敏感肌の方にこそ日焼け止めは必要です。
肌のバリア機能が低下しており、紫外線からの影響を受けやすくなっているからです。
しかし、どのような日焼け止めが敏感肌に合うのか分からない方も多いのではないでしょうか。
一般的にノンケミカルのものや、ベタつかず石鹸やお湯などで落としやすいものを選ぶことが大切です。
本記事を読めば、きっと自分に合う日焼け止めが見つかるはずです。
この記事の結論
・スプレータイプなら「アンテリオスUVプロテクションミスト」
・アウトドアやマリンスポーツを楽しみたい方は「NALC:日焼け止め ジェル」
・赤ちゃんや小さなお子様にも使用するなら「ヴェレダ:エーデルワイスUVプロテクト」
・男性向けなら「ボタニカル オイルコントロール」
敏感肌用の日焼け止めに変えるとどう変わるか?
敏感肌用の日焼け止めはノンケミカルのものや、SPF値とPA値と呼ばれる紫外線の防止効果を表す値が低い特徴があります。
肌荒れのリスクは低くなりますが、アウトドアでの使用には向かないものや水に弱いものなども多いため、こまめな塗り直しが必要になるでしょう。
敏感肌用の日焼け止めを選ぶメリット・デメリット
敏感肌用の日焼け止めを選ぶデメリット
- 紫外線の防止効果が低いものが多い
- 白浮きしやすい
- 汗や水に弱い
紫外線の防止効果が低いものが多い
SPF値とPA値と呼ばれる紫外線の防止効果を表す値が敏感肌用のものは低い傾向にあります。
高いと肌への負担が強くなりやすいからです。
長時間の肌への紫外線ダメージは気をつける必要があります。
白浮きしやすい
敏感肌用にはノンケミカルの日焼け止めが多くあります。
ノンケミカル(紫外線散乱剤)はもともと白い粉状の成分となりますので、肌に塗布した時白浮きしやすい傾向にあります。
汗や水に弱い
シリコーンやポリマーなどを使用していない無添加のものだと水を弾くことができないため、汗や水などには弱くなってしまいます。
敏感肌用の日焼け止めを選ぶメリット
- 赤ちゃんや小さなお子様でも使用できるものが多い
- 保湿成分が配合しているものも多い
- 石鹸やお湯などで簡単に落とせるものも多い
赤ちゃんや小さなお子様でも使用できるものが多い
敏感肌用の日焼け止めはノンケミカルのものやSPF値やPA値が低く設定されています。
刺激があまり強くなく、小さなお子様にも安心して使用できます。
保湿成分を配合しているものも多い
ヒアルロン酸やコラーゲンなどの保湿成分を配合している日焼け止めも多くあり、乾燥や肌荒れを防ぎながら紫外線も対策できます。
石鹸やお湯などで簡単に落とせるものも多い
専用のクレンジングを使わず石鹸やお湯などで簡単に落とせるものが多くあり、肌への負担が少ないです。
敏感肌用の日焼け止めの使用感・評判・クチコミ
悪い口コミ
購入しましたが…
白くなります
ノビが良くありません
結果、ズボラな私は娘に塗るのが億劫になり、何とか顔だけ頑張って塗ってます。
手足にはドラッグストアで買ったクマのポンプタイプの日焼け止めを使用してます。そちらは白浮きせず、スルスル塗れてノンストレスです。
肌が弱くない私達親子にとっては良く分かりません。
肌が弱い人にはきっと良いんだと思います。皮膚科の先生も勧めてました。
Amazonレビューより引用
何度か同じシチュエーションになった時にのみ起こる症状なので思い込みではないと思います。
通常は化粧をする前に塗っています。その時は何の問題も、肌トラブルも全くありません。ニキビも出来ませんし調子がいいです。
が、問題なのはこの日焼け止めが皮膚の一番上に塗布されてるとき(化粧をしない日)です。
目に入らぬよう目の周りに塗っていても、目が凄くしみるのです。かゆみ止め目薬もだめ、クレンジングで日焼け止めを落とすまで痛みが止まりません。
肌休めやジムに行くときはこの日焼けどもが一番上に塗布されるシチュエーションだと思いますが、ほんとに痛い。運動するときは他の日焼け止めに頼らざるを得ません。
ですので化粧をしない男性や、まだメイクをしない女の子には不向きであると思います。
Amazonレビューより引用
良い口コミ
顔や目の周りに日焼け止めを塗る時に、
顔に触らないで塗れるのが良いです
小さく軽いので持ち運びにもとても便利です
外出先で日焼けどめが落ちてきていることが気になった時にとても便利です
バッグの隙間に入れて持ち歩いています
マスクを着用で外出せざるを得ない状況で、
手洗いできない屋外などで使う時に
目の周りなどを触らず塗れるので
感染リスクが低減できていると思っています
Amazonレビューより引用
久々の登山のためにそれなりのUVカットのもので持ち運びに邪魔にならない大きさ(容量)のものをサーチしてこちらがヒット。
地味に汗をかく山行でしたが、サングラスに溜まった汗がサングラスをちょっと持ち上げると粒の如くハラハラ落ちていく感じが今までのUVカットとは違うなぁと思って、ちゃんと顔の表面を保護してくれているのかなと思えました。とにかく休憩ごとに塗るように心がけているからかもしれませんが、ちゃんとUVプロテクトの用途を満たしていると思います。容器をキャチャカチャ振る必要もなく、他の口コミの方の言うようなキラキラもないので、本当に重宝しています。
Amazonレビューより引用
総評
敏感肌用の日焼け止めには、ノンケミカルのものや肌に優しい植物由来の成分を使っている商品が多くあります。
しかし、肌への刺激を抑えるために紫外線の防止効果が低いものや汗などの水に弱いものなども多くあります。
普段の通勤や通学で使用する場合にはさほど問題はないと思いますが、アウトドアやスポーツで使用する場合などはこまめな塗り直しが必要になります。
敏感肌用の日焼け止めの選び方・評価基準
紫外線から肌を守ることも大切ですが、日焼け止め自体の成分が自分の肌に合うかどうかも大切な要素になります。
敏感肌の方が日焼け止めを選ぶ際に確認したい成分について確認していきましょう。
紫外線吸収剤が不使用(ノンケミカル)か?
日焼け止めの成分は主に紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の2種類があります。
紫外線吸収剤は肌に刺激を与えやすいとされており、敏感肌の方は紫外線散乱剤(ノンケミカル)のものを選ぶのがオススメです。
お湯や石鹸で落としやすいか
専用のクレンジングが不要で、肌に負担をかけずに「石鹸やお湯などで簡単に落とせる」と表記のある日焼け止めを選びましょう。
保湿しやすいか
肌が乾燥しやすい方は保湿成分が含まれているものを選ぶのがオススメです。
一般的に保湿力が高いとされているのはクリームやミルクタイプで、夏場に人気のアルコールが含まれるサラサラタイプのものは控えるようにしましょう。
SPF値とPA値
普段使いするのであれば、SPF30、PA++あれば良いでしょう。
数値が高いほど性能は高いですが、ノンケミカル商品は数値は低めになるので、
繰り返し塗りなおせば数値はあまり影響しないでしょう。
どうしても気になるなら、合わせて「飲む日焼け止め」を組み合わせることもできます。
おすすめの敏感肌用の日焼け止め
Amazonストアで人気の高い敏感肌用の日焼け止めをいくつかご紹介します。
ノブ: UVミルクEX 35g [SPF32/PA+++]
Amazon価格2700円(税込)
なめらかな使い心地が特徴のミルクタイプの日焼け止めになります。
紫外線散乱剤のみを使用しており、敏感肌の方や小さなお子様、男性の方まで幅広くお使いできます。
良い点
・ノンケミカルなので肌への刺激が少ない
・小児の肌にも使用できる
・お湯でも落とせるので安心
悪い点
・しっとりタイプになるので夏場には不向き
・SPF値とPA値が低いので長時間日に晒される場合、注意が必要
・白浮きしやすい
NALC:日焼け止め ジェル 敏感肌 SPF50+ PA++++
Amazon価格2730円(税込)
汗などの水にとにかく強く、国内最高値のSPF50+、PA++++を採用した敏感肌の方もご使用出来る日焼け止めです。
アウトドアやマリンスポーツを楽しみたい方にもオススメです。
良い点
・日焼け止めなのに界面活性剤フリー
・保湿成分であるヒアルロン酸を配合しており、保湿しながら紫外線対策ができる
・白浮きしないので男性の方にもオススメ
悪い点
・透明で塗った箇所が分かりづらいのでムラにないやすい
・テカリやすいのでオイリー肌の方には不向き
・SPF値とPA値が高いので肌への刺激には注意が必要
ヴェレダ:エーデルワイスUVプロテクト 90mL SPF38 PA++
Amazon価格3762円(税込)
標高1,500〜3,400mのアルプスの高地に生息するエーデルワイスという植物の成分を使用した日焼け止めになります。
エーデルワイスにはタンニンやフラボノイドという美肌に良いとされる成分が含まれており、保湿もでき紫外線からも肌を守ります。
良い点
・生後1月の赤ちゃんにも使用できる
・肌が敏感に傾きやすい妊婦さんにオススメ
・石鹸で簡単オフ
悪い点
・テカリやすいのでオイリー肌の方には不向き
・SPF値とPA値が低いので長時間日に晒される場合、注意が必要
・他商品に比べて価格が高い
ラロッシュポゼ:アンテリオスUVプロテクションミスト
Amazon価格2750円(税込)
アジア人の肌を考えて開発されたスプレータイプの日焼け止めです。
ラ ロッシュ ポゼ ターマルウォーターと呼ばれる整肌成分を配合しており、肌本来のバリア機能をサポートします。
良い点
・ラ ロッシュ ポゼ独自の成分で肌深部にまでダメージを与えるロングUVA領域もしっかりと防御
・洗顔料で落とせる
・スプレータイプなので手を汚すことなく手軽に塗布できる
悪い点
・紫外線吸収剤が含まれているので、肌に合わない人は注意が必要
・香りが人によって苦手
・スプレータイプなのでムラになりやすい
資生堂ドゥーエ : 日やけ止めUVノンケミカル (40g)×3個セット SPF45 PA++++
Amazon価格6000円(税込)
敏感肌を考えた低刺激で優しい使い心地ながら、SPF45 PA++++と紫外線の防止効果も十分な日焼け止めです。
良い点
・ノンケミカルでノンアルコールなので肌に優しい
・ベタつかずサラッとした使い心地
・3本セットでお徳
悪い点
・ウォータープルーフではないので水に弱い
・SPF値とPA値が高いので肌への刺激には注意が必要
・白浮きしやすい
【男性向け】ワトロボタニコ: ボタニカル オイルコントロール & UVブロック
Amazon価格2351円(税込)
紫外線の防止効果はSPF50+/PA++++と最高値となっておりUVA、UVBもどちらも防ぐことができます。
4種の植物エキス配合により水分油分の整った清潔感のある肌へ導く、男性向けの日焼け止めとなっています。
良い点
・紫外線防止効果はSPF50+/PA++++と最高値
・皮脂吸着パウダー配合なので、肌のテカリやベタつきが気になる男性にオススメ
・ウォータープルーフなのでアウトドアで使用するのに適している
悪い点
・SPF値とPA値が高いので肌への刺激には注意が必要
・ウォータープルーフなので落としづらい
・香りが人によって苦手
【男性向け】:バルクオム 日焼け止め 40g
Amazon価格2200円(税込)
男性に特化した日焼け止めを考え、石鹸成分で落とせるものを作るという前提で作られました。
オイリー肌の方にも安心な皮脂でも崩れないような皮膜を作ることができるのが特徴です。
良い点
・ノンケミカルでありながらSPF40、PA+++と紫外線防止効果も高い
・ウォータープルーフで汗や水に強いのに石鹸で落とせる
・保湿成分、美容成分を配合しており肌にも優しい
悪い点
・SPF値とPA値が高いので肌への刺激には注意が必要
・ベタつきやテカリが気になる
・粘度が多少強く塗布した時に伸ばしにくい
番外編:乾燥がひどい人はドクターシーラボのスーパーセンシティブEXも日焼け止めの下におすすめ
まとめ
敏感肌の方が日焼け止めを選ぶときは、SPF値とPA値の紫外線の防止効果と肌への刺激のバランスがとても大切です。
SPF値とPA値が高いと肌への刺激が強くなりますが、低すぎると紫外線からのダメージを受けやすくなってしまいます。
肌荒れがひどい人は、ノンケミカルやノンアルコールのもの、保湿成分が含まれているものなどを選んでみましょう。
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